仮称:Jフリース|名古屋の歯科医院・テルミナインプラントセンター

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中部経済新聞掲載 インプラントコラム

医院情報

医療法人エルザ会 テルミナインプラントセンター

  • 住所
    〒450-0002
    愛知県名古屋市中村区名駅1-1-4
    JR名古屋駅コンコース
    ファッションワン内
    ※アクセスの利便性も良いため、名古屋近郊以外にも、岐阜・三重からの患者様にもご来院いただいております。
  • 電話番号
    0120-455-758
  • 診療時間

    月・火・水・金

    9:30~18:30

    土・祝

    9:00~18:00

  • 休診日

    木曜・日曜

研修予定


かめる喜び121 仮称:Jフリース 医)エルザ会 テルミナ歯科クリニック 副院長 鳥村亜矢

オペを行う時に安全有効な新しいドイツ製コラーゲン材料

近年ドイツで開発されたJフリース(仮称)は、厳しいヨーロッパの監督機関の安全基準をクリアしたインプラント用コラーゲン材料です。現存するコラーゲン材料と異なる性質に「100%天然の安全なコラーゲンスポンジ」や「PHが中性」があります。
本来、コラーゲン自身は弱酸性ですが、オペで使う材料は中性の方が組織の治癒も良好になります。
Jフリースは中性なだけでなく、オープンヒーリングにも使えます。
抜歯後の骨の吸収を防ぐには、抜歯直後に抜歯窩(歯を抜いた後の骨の穴)を口腔内環境から分離し、閉鎖するためのリッジプリザベイションという処置を行いますが、大きな歯根を抜歯した時は抜歯窩口も大きく、歯肉が不足して完全に覆うことはできません。こういう場合、Jフリースを抜歯窩口に置いて、その上を縫合糸で移動しないように止めるのがオープンヒーリングです。
Jフリース内のコラーゲンと血餅のミックスによって、抜歯窩内へのバクテリア侵入を阻止し、歯肉組織の治癒が促進することで健康な歯肉なら約2~3週間の早期抜歯窩閉鎖が可能になります。
抜歯窩の骨の温存を効果的に行うリッジプリザベイション法として、抜歯後に骨が吸収されにくいHA(ハイドロキシアパタイト)系の骨補填材を抜歯窩に入れ、それが散らばらないように抜歯窩口内をコラーゲン膜で覆うオペ法があります。
このコラーゲン膜も露出させないことが大事ですが、抜歯窩口が大きい場合は歯肉で完全に覆うことができません。こんな場合も手術用コラーゲン膜の上をJフリースコラーゲンスポンジで覆っておけば手術用コラーゲン膜をバクテリアから守り、抜歯窩口を新鮮な若い歯肉で覆う抜歯窩治癒を促進できます。
また、上顎の奥歯の部位には骨が無いことが多く、上顎骨の中に上顎洞という鼻腔とつながっている空洞があり、鼻腔と同じ粘膜が上顎洞内にもあるので、上顎骨の厚みを増すオペ時に粘膜に穴を開けないようにしなければなりません。そんな時にも弾力性のあるJフリースコラーゲンスポンジが、上顎洞粘膜の動きをバンパーとして受け入れる重要な役割を果たします。
Jフリースはインプラントオペのさまざまなケースで多用でき、腫れや痛みも少なく、経過の良いオペが可能になる最新の便利な材料です。
口腔内環境からの「バリア機能」と、2~4週間で崩壊して歯肉治癒促進する「骨造成機能」が同時に進むJフリースの特徴は、これからのインプラント治療の重要な役割を担っていくと確信しています。

平成26年9月25日 中部経済新聞にて掲載

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