外科用接着剤とシリコーンガーゼ|名古屋の歯科医院・テルミナインプラントセンター

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中部経済新聞掲載 インプラントコラム

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医療法人エルザ会 テルミナインプラントセンター

  • 住所
    〒450-0002
    愛知県名古屋市中村区名駅1-1-4
    JR名古屋駅コンコース
    ファッションワン内
    ※アクセスの利便性も良いため、名古屋近郊以外にも、岐阜・三重からの患者様にもご来院いただいております。
  • 電話番号
    0120-455-758
  • 診療時間

    月・火・水・金

    9:30~18:30

    土・祝

    9:00~18:00

  • 休診日

    木曜・日曜

研修予定


かめる喜び127 外科用接着剤とシリコーンガーゼ 医)エルザ会 テルミナ歯科クリニック 副院長 鳥村亜矢

インプラントオペ時には、歯肉や粘膜などの創傷部を縫い合わせるためにこれまで縫合糸が使用されてきました。
縫合糸は、組織が治癒した時に抜糸しなければならず、それは患者さんにとって不快な処置でもあるのです。
頻繁には来院できない遠方の患者さんなどの場合、吸収性縫合糸を使用することがありますが、これは歯肉組織内の組織液によって2カ月前後で糸が吸収され、組織外の糸は口腔内に脱落します。
吸収性縫合糸は、2カ月近く口腔内にとどまるので糸表面にバクテリアが付着し、感染の機会をつくる恐れがあります。
現在では縫合糸の代わりに、オペを手早く簡単に行う目的で外科用接着剤が用いられるようになり、一般外科をはじめ、整形外科・形成外科・口腔外科で導入されています。時間がかかる縫合の代わりの接着処理によって、短時間で組織をつなぎ合わせることができるようになったわけです。
歯科の場合は、歯肉と歯肉を接着剤でつなぎ合わせ、その上にシリコーンを浸み込ませた滅菌ガーゼをかぶせた上に外科用接着剤を塗布する方法と、直接傷口をつなぎ合わせるように接着剤を流し込み、その上の歯肉表面にさらに接着剤を塗布して傷口をカバーする方法があります。(シリコーンガーゼには、透けて傷口の状態が見える物もあります。)
現在の接着剤はもっと接着力を増やす必要があり、成分も組織に対する生体親和性や為害作用(いがいさよう:体に害をおよぼす作用)に問題がありますが、外科用・医療用では、接着力と生体親和性をクリアできる技術がすでに開発され、とても注目されています。
これからも外科用接着剤技術のさらなる向上によって、接着剤が医療や歯科医療でますます採用されていくはずです。そのメリットは、オペの時間短縮はもちろん、抜糸不要など患者さんの体に対する負担軽減が図られるだけでなく、医療従事者にとっても術後の管理がしやすくなります。

■平成27年3月26日 中部経済新聞にて掲載

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